靴職人の息子として生まれたハンス J.ウェグナーは家具職人H.F.スタールベアの元で修行し、
1931年若干17歳にして木工マイスターの資格を取得しました。
1934年にコペンハーゲン工業学校の家具美術コースに入学。
1943年、オーフスに自らのデザイン事務所を設立しました。
家具をよく理解し、生活の道具として常に使いやすさを忘れないデザイナーであり、
実用の側面を芸術作品として矛盾させることなく完成させています。
自身の世界を構築し、時代を超えたデザインを多数生み出してきたウェグナーですが、
中でも椅子のデザインを多く手掛けています。
「椅子の巨匠」と呼ばれるにふさわしく、500脚以上の作品を残し、
その多くが名作として世界各国で注目を集めています。
また、ルニング賞や大阪国際デザイン賞など、優れたデザイナーに与えられるほとんどの賞を受賞し、
作品の多くはNY近代美術館などの数多くの美術館に所蔵展示されています。
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